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新規試験法または既存試験法の改訂法(新規・改定試験法)に関する評価および公定化は、公募、評価決定、ワーキンググループ(WG)による評価文書の作成、評価委員会による評価、評価会議による評価、行政機関への提案、の手順で行う。
国立衛研支援組織とは、国立衛研に属する安全性生物試験研究センター内の各部(毒性部、病理部、薬理部、変異遺伝部、安全性総合評価研究室、動物管理室)の代表者からなる。
顧問会議は、国立衛研以外でトキシコロジーの専門家、動物実験の専門家、動物実験代替の専門家、業界団体からの推薦者、臨床医、一般生活者の代表、行政官など8名程度により構成する。
WGは新規試験法評価室が評価を決定した新規・改訂試験法試験法に関する資料、バリデーション結果等をもとに評価文書を作成する。必要に応じ新規・改訂試験法試験法の改良、追加実験について助言し、バリデーション実施に協力する。 新規試験法評価室が申請者の他、その試験法やバリデーションに精通した若干名を選出し、WGを組織する。WGの長を事務局が務める。新規試験法評価室は作成された評価文書を評価委員会に提出し、その評価を依頼する。評価文書が評価会議により認められた時点でWGは解散する。
評価委員会は新規・改訂試験法試験法の評価文書を科学的な観点で検討し、報告書を作成する。新規試験法評価室がその試験法やバリデーションに精通した若干名を選出し、評価委員会を組織する。WGとの重複はできない。評価委員会の長は互選とする。新規試験法評価室が評価委員会の報告書を評価会議に提出し、承認された時点で評価委員会は解散する。
評価会議はWGが作成した新規・改訂試験法試験法に関する評価文書、および評価委員会が作成した報告書の内容を検討し、新規・改訂試験法試験法の行政的利用および社会的普及の観点から議論し、報告書を事務局に提出する。 評価会議のメンバーは、国立衛研支援組織の代表、動物実験代替法の専門家、トキシコロジーの専門家、業界団体の推薦者、生物統計の専門家、行政官等の10名程度とする。メンバー選出は事務局が行い、任命は運営委員長である安全性生物試験研究センター長が行う。評価委員会およびWGとの重複はできない。
・試験法の科学的、規制の上での妥当性
・試験プロトコールの構成の妥当性
・バリデーションに用いられた物質の分類
・試験法の正確性を評価する物質のin vitro、参照データ
・データと結果の利用性
・試験法の正確性(再現性、頑健性)
・試験法の信頼性
・データの質
・他の科学的的な報告との比較
・3Rsへの関与(動物福祉面からの妥当性)
・試験法の有用性と限界(コスト、時間からの妥当性など)
・その他(特許の有無など)
・文献
・別添資料